スーツと合わせる最適解。FAROの財布

 私は、これまでも財布にはそれなりに拘ってきた。いままで使っていたのが、日本のブランド「キプリス」の、ブラウンの二つ折り財布。コストパフォーマンス抜群の、美しい財布だ。

 ただこの財布、ビジネスシーンに相応しい雰囲気かというと、ちょっと派手だった。それに、スーツのポケットに入れるには厚すぎる。そこで今回は、スーツのシルエットに影響しないような、薄い財布を探すことに。

 で、あれこれ検討した結果、私のビジネス財布に決定したのが・・・こちらの財布。「ファーロ(FARO)」「スペリオ・フィンカーフ」。これまた日本のブランドである。

・ビジネス財布は、シンプルであれ。


 ご覧いただければ分かるように、この財布、パッと見ではきわめてシンプルである。人によっては「地味」な印象すら受けるかもしれない。

 だが今回欲しかったのは、プライベートよりビジネスシーンに重きをおいた財布。極限までシンプルで、しかし職人の技が詰まった「分かる人には分かる」品こそが相応しいのだ。これみよがしにロゴで飾られた財布など、ジェントルマンファッションにおいてはナンセンスである。

 「さりげなく良いモノを使う」ことにこそ、ジェントルマンファッションの真髄があると、私はそう思うのだ。(え?ならなぜブログで見せびらかしているのかって?シーッ!)

・これ以上は望めないほどの薄さ。

 この財布の最大の特長は、この薄さ。実際に手にし、懐に忍ばせると、写真で見るよりも更に薄く感じられる。それでいてハリのあるしなやかさを持ち合わせているので、貧弱な印象はまるでない。

 これは、薄い革素材を美しく貼りあわせ、革の重なる部分を極限まで削りこむ、職人の技によるものだという。縫製も含めて、さすが、文句のつけようのない仕上がりである。

・実用性も十二分

 これだけ薄く造られているにも関わらず、6枚分のカードポケット、小銭入れまで完備しているのは本当に素晴らしい。実際にカードや小銭を収納しても、その薄さが損なわれることはない。とくに小銭入れは思った以上に収納力があり、驚かされた。

 強いて言えば、小銭入れの奥に入り込んだ小銭を取り出すのが些か大変なのは残念。だが、この薄さと強度を保つためには、小銭入れの利便性が多少犠牲になるのは仕方ないだろう。むしろこの薄さでマチまでつけているのは素晴らしい技術だ。

・「あのドラマ」でも登場した逸品


 さて、お気づきの方もいるかもしれないが、これ、昨年放送されていたドラマ「俺のダンディズム」にも登場した財布。作中に登場した財布の中でも、圧倒的な薄さを誇っていたのが、このファーロの財布だった。

 ああいうドラマを通じて「ダンディな」アイテムの情報が増えるのは、私のような者にとっても本当に喜ばしいこと。2期とかやらないのかなぁ・・・。


 と、いうわけで、「ファーロ」の長財布、如何だっただろうか。この薄さとシンプルかつ上品な雰囲気は、ビジネスシーンにおいては「究極」の財布の1つと言っても過言ではない気がする。また使い込んだ上での発見などがあれば、改めて掲載していきたい。